【穴掘り】植栽をDIYする!【苗木購入】

造園屋、庭師といっても得手不得手があります。数箇所に見積もりを出して、安いだけで決めてしまうと最終的に木が枯れたりして嫌な思いをする事になります。私がその1人でした。
庭の立地(日当たり・風当たり)、土壌、植える樹種などをトータルで考えて提案してくれる造園屋さんに出会えるといいですよね。
私もなんの知識もなく、イロハモミジなどをお願いしましたが、見事に半年後に葉が焼けチリチリになり、枯れゆくイロハモミジを見ました。
造園屋さんも風・西日の強さを考慮していなかった、あるいはそこまでの経験・知恵が無かったのかもしれません。また、根鉢が入るだけの最低限の穴しか掘ってなく、砂利やゴツめの石が多い土壌にはあわなかったのだと思います。

そんな事から自分でやったほうが自分の思い通りにいきますし、無理で元々なのでやってみる事にしました。

穴を掘る

うちの土壌は粘土質とかではなく、川砂のような砂利をガチガチに転圧して固めた土壌です。
大きめな石も混ざっており、スコップで掘り進めるのはかなり厳しいです。

そこで文明の利器、ハンマドリルを購入しました。

マキタのHR4041C、ガチガチのプロ仕様ハンマドリルです。ヤフオクで16000円でした。

これだけでは掘れませんので先端部品のシャンクが必要です。HR4041Cは六角軸シャンクなのでそれにあうシャンクを探します。ドリルが良いかと思われるかもしれませんが、石にあたったり、小石に挟まって抜けなくなると逆回転ができないので危険です。穴掘りはスコップ型のシャンクが適しています。

小山刃物製作所 モクバ 電動スコップロング 17H×80幅×600mm B-18をamazonにて購入。6000円くらいです。
これより長いのがあれば更に楽かと思いますが、折損に気をつけたいですね。

電動スコップでほぐして、そのほぐした砂利をスコップですくっていきます。
2人がかりで1時間くらいで画像のような穴が掘れました。これは600mm*600mm*600mmくらいです。

ここから2隅に縦穴点穴というものを掘ろうとしましたが、更に100mmほど掘り進めたところで断念。予定では800mmくらいまで掘りたかったのですが、、、全体的に掘らないと崩れてきてしまうためです。

縦穴点穴とは、通気浸透水脈改善の考えの1つで、地下に眠っている水脈に縦穴を通して、排水性を確保しつつ、地中と地上との通気性を向上させて微生物の働き促す効果があるものだと私は解釈しております。

縦穴に本来であれば真ん中をくり抜いた竹、なければコルゲート菅というものを設置し、それを藁や剪定枝、葉っぱなどで埋めていきます。

出た砂利ですが、土嚢袋に入れてとりあえず保管しています。現在ジモティーで引き取り手を募集しています。
最悪、業者に有料で引き取ってもらう事になります。

土を入れる

微生物の働きを活発化させるため、籾殻燻炭をまず撒きます。その上に、敷き藁を敷いて、再度燻炭を撒きます。
そこへ黒土5:バーク堆肥5で混ぜたものを穴へ入れていきます。全てホームセンターにて購入可能です。

苗木の購入

雑木を植えようと思います。成長は速いので苗木でOK、という理由でポットの苗木を購入します。成長の過程も楽しめますしね。
トオヤマグリーンさんのオンラインストアにて購入します。

こんな感じで届きました。

買った樹種は、

  • コナラ
  • イロハモミジ
  • クロモジ
  • アブラチャン
  • アオダモ(追加購入)
  • ナツハゼ(追加購入)

小ぶりですね〜笑
でもかわいいです。

植え付け

ポット分の穴をあけて、そこにポットから外したものを入れます。隙間に水を流し込み、水が引いたら土をかぶせ、手でしっかり押さえます。土と根に空間があると枯れやすいので注意しましょう。
うちは風が強い地域なので、これもホームセンターで買ってきた白竹を添え木にして、100均の麻紐で固定してあげました。

更に、芝生のほうに土がこぼれるのが嫌なので簡易的しがら柵を作りました。
枯れたイロハモミジの枝をまとめて置いてあるだけです笑

最後に

1箇所であれば1人でも1日あればできますし、自分の思った通りにできる事がいいと思います。
ただ、一番大変な穴掘りの作業、翌日・翌々日と筋肉痛に苦しみました。