ITエンジニア未経験での転職活動を終えて

私は地方在住、20代後半でITエンジニアを志しました。
同じく地方で志望している方、初めてエンジニア転職の面接を受ける方、またエンジニア転職を考えている方の参考になればと思い、この記事を書きます。また、自分が面接前に知りたかった情報も書くようにします。

はじめに

私がITエンジニアを志した理由は、いくつかあります。

これらに１０代で気づけばよかったのですが、他の仕事をしながらようやく気づき、周りの方や家族に背中を押されて踏み出しました。

一言にITエンジニアといってもいろいろあります。
Webエンジニアにはフロントエンドエンジニア・バックエンドエンジニア、スマホアプリ開発をするソフトウェアエンジニア、インフラ整備を行うインフラエンジニアなど、それぞれ何をしているかを調べて、どれを目指すかを決めました。

私はとっつきやすいWebエンジニアを目指す事にしましたが、勉強していくうちにiOSアプリを作りたい、インフラがおもしろいからインフラをやりたいなど変わっていく事もあると思います。
学ぶ言語は違えど、基礎的な事は同じ事が多いので興味がある事を勉強しましょう。興味がないと挫折に繋がります。

勉強は書籍、Udemyによる動画講習が基本でした。
わからない事はネット検索すれば基本的に答えが見つかるので根気良くやる事が大切です。

転職活動

首都圏や主要都市では求人数が多いです。動ける方はまず首都圏や主要都市移住も視野に入れるといいかもしれません。私は家庭を持っているため、県内で探しました。

主要都市に挟まれている県ですが、Webアプリ開発の企業はかなり少なく、ほとんどが業務システム開発かWordPressをメインに扱うコーダー系の求人でした。
コーダー系も応募し、電話にて質疑応答等を行いましたが、WordPressがメインの業務ばかりだったので辞退しました。
最終的に、面接を受けたのは２件。

１件目（A社と仮定）、Go/PHP/TypeScript/Vue.jsなどを扱う自社開発企業（CMS開発など）。
２件目（B社と仮定）、Javaを扱う自社開発企業（デスクトップアプリケーション開発）。


求人サイトにはGreen、Wantedly、Indeed、ハローワークを使いました。
ただ、私の県だとGreenやWantedlyはあまり募集がなく、Indeedでほぼ応募しました。

面接対策

面接での答えを自分なりにまとめておく必要があります。

https://startgeeks.jp/engineer-job/start-working/mikeiken-questions/

こちらのサイトの質問が結構出ました。
ここにある質問については全て具体的に回答できるようにしておくといいと思います。
ただ、対策しても思わぬところを突かれて言葉に詰まったりしますので、それは乗り切るしかないのですが…。

質問の答えが定まったら、あとは模擬面接を家族にしてもらうといいと思います。
一人暮らしの方は、自分で質問文を録音して、それを流して答えると実際の面接の形式になるのでいいかと思います。

私は妻に面接官をしてもらい、自分の姿を録画・録音してもらいました。口角を上げてしゃべれてるか、はっきりしゃべれてるかを後に自分で確認するためです。（コロナの影響で、全てマスク着用の面接でしたが。。）
これを面接一週間前から毎日1回行っていました。

面接で実際に聞かれた質問

まず、A社さんの一次面接を行いました。こちらはZoomによるオンライン面接。現役エンジニアの方（恐らく上司になる方）との２対１の面接です。

以下は先方からの質問です。

以下、逆質問をこちらからしました。

一次面接は終始和やかなムードで終え、手応えはありました。一週間後くらいに一次面接通過のお知らせがメールで届き、
二次面接は、A社に出向いて行います。社長の登場です。社長とシステムエンジニアの方との２対１の面接です。
自分は転職回数が多いので、そのあたりを加味して見てください。

以下システムエンジニアの方からの質問事項です。

以下社長からの質問事項です。

かなり焦りまして、自分でも何を喋っているかわからなくなりました。おまけに「話している事があまり良くわからない」と言われる始末…
社長の質問がかなり突いてくるものばかりで、もうお手上げ状態でした。
自分は転職が多く、更に一貫性がない職を転々としているので、入っても辞めないかどうかを聞きたかったと仰ってました。

次に、B社さん。
日程をあわせれば社長面接が一発でできるというので、日程を調整して、社長面接。
社長と総務部長の方との２対１。

質問らしい質問は以上で、残りの時間は雑談で家族構成、趣味などを聞かれました。
逆質問の時間を多くとっていただき、社長さんもとても良い人で、終始良い雰囲気で面接をやらせてもらいました。

まとめ

面接回数は多くないので一概には言えませんが、だいたい聞かれることは同じかと思います。
そして突拍子もない質問もある、と思っておいた方がいいと思います。
自分の場合は、転職回数が多く突っ込みどころがたくさんあったため、面接において苦戦を強いられましたが、初めての転職の方はその点においては有利であると思います。

未経験者に求められるのは「意欲」と、「続くかどうか」であると思いました。
技術もあるに越したことはないですが、二の次であると感じました。

追記

提出書類についてです。
大体「履歴書」「職務経歴書」ですが、私は「職務経歴書」に自己PRの欄を作ってポートフォリオをつけました。
また、その制作物に関する要件定義書、データベース設計図、画面設計図を追加資料として添付し、Githubのアドレスも載せました。
面接でエンジニアの方に、「Githubがあったからコーディングテストパスしたよ」と言っていただけたり、ある企業の方に未経験でここまで設計できるのは凄いとお褒めの言葉をいただきました。
このように、目につきやすいものでアピールすることで、他人との差別化を図れるのではないかと感じました。